班長 外村 中
東アジアの文物や芸術を解釈する上での共通の基盤の形成をめざすために、その前提として、あるいは「見えるもの」なのかもしれないが、普通であればまずは「見えない(と思われる)もの」にまつわる理論や事象について、従来の分野の枠組をこえて国際的にかつ学際的に探求することが、本研究の主な目的である。中でも仏身や道をめぐる議論は特に有効な指針を与えるものであるから、重点的にとりあげる。そして、様々な分野の研究者が一堂に会し、外来あるいは固有を問わず東アジアにおける多種多様な理論や思想から読み取られる共通点や相違点などを確認しながら、理論と作品との間に認められる矛盾点にも注意を払いつつ、上記の探求と関連する具体的な事例(特定の芸術作品など)を選定し、その文化史上における位置づけをおこない、実地に即した解釈のモデルをしめす。対象とする作品は、考古遺物から彫刻絵画、建築庭園、芸能音楽などにまで及ぶ予定である。
研究期間:2019年4月~2022年3月
氏名 | 所属 |
大西 磨希子 | 仏教大学 |
大原 嘉豊 | 京都国立博物館 |
黄 盼 | 中国社会科学院考古研究所 |
重田 みち | 京都芸術大学 |
清水 健 | 東京国立博物館 |
高橋 早紀子 | 愛知学院大学 |
瀧 朝子 | 大和文華館 |
田中 健一 | 文化庁 |
中西 俊英 | 東大寺華厳学研究所 |
中安 真理 | 同志社大学 |
西谷 功 | 泉涌寺宝物館 |
増記 隆介 | 神戸大学 |
森下 章司 | 大手前大学 |
横手 裕 | 東京大学 |
パトリシア・フィスター | 日文研・名誉教授 |
シビル・ギルモンド | ヴュルツブルク大学 |
ベッティーナ・ゲーシュ | 関西大学・甲南大学 |
ガリア・トドロワ・ペドコワ | 京都コンソーシアム |
大平 理紗 | 京都府立大学大学院文学研究科 |
リサ・コチンスキー | 南カリフォルニア大学 |
折山 桂子 | 九州国立博物館 |
マリサ・リンネ | 京都国立博物館・連携協力室 |
ヒラリー・ピーダセン | 同志社大 |
魏 藝 | 龍谷大学 |
斎藤 龍一 | 大阪市立美術館 |
氏名 | 所属 |
内記 理 | 文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター |
マリア・カルロッタ・アヴァンツィ | 文学研究科 |
氏名 | 所属 |
稲本 泰生 | 副班長 |
岡村 秀典 | |
船山 徹 | |
安岡 孝一 | |
古勝 隆一 | |
倉本 尚徳 | |
向井 佑介 | |
高井 たかね | |
福谷 彬 |