2019年10月19日(土)13:00~18:00、東京大学駒場キャンパスKIBER110号室にて「社会主義文化のネットワーク:日本、中国、ソ連、そして東欧」を開催いたします。
概要:本国際ミーティングは、2018年7月21日に京都大学人文科学研究所で行われた「日本・ルーマニア・ドイツ・中国・ソ連における社会主義と文化交流のネットワーク:文学、舞台芸術、映画」の際に展開された議論の延長線上にある。
今回の参加者は日露映画交流史、社会主義下のルーマニアにおける神話と伝説の役割、翻訳文学を通した戦後の日中の関わりについて研究報告を行い、文学や映画は社会主義圏内・外にいかに流通し、受容・改変されてきたかについて、また様々な国においてどんな「社会主義文化」が形成され、どんな政府・民間のネットーワークに支えられたかについて、複数の研究分野の立場から考察を加える。横断的かつ越境的な「社会主義文化ネットワーク」の研究を通して、政治と文化の形態や文化の越境性を再検討し、現代のグローバル社会に通じる議論に連続させて展開していきたい。
|
日時:
2019年10月19日(土)13時00分~18時00分
会場:
東京大学駒場キャンパスKIBER110号室
プログラム:
13:00-13:15 趣旨説明 :Irina Holca 東京大学 国際総合文化研究科・教養学部 准教授
13:15-14:10 報告、質疑応答:Anastasia Fedorova 国立研究大学高等経済学院 東洋学西洋古典学研究所 准教授
・題目:「Distribution and Reception of Leftist Japanese Cinema in Post-war USSR 」
14:15-15:10 報告、質疑応答:奥山史亮 北海道科学大学 全学共通教育部 講師
・題目:「戦後ルーマニアにおける宗教的アルケタイプをめぐる言論―Lucian BlagaからAl.Georgeまで」
15:10-15:30 休憩
15:30-16:25 報告、質疑応答:尹芷汐 名古屋大学大学院 人文学研究科 博士研究員/ 愛知淑徳大学 創造表現学部 非常勤講師
・題目:「二・二六事件の記憶化をめぐる攻防―松本清張『日本改造法案北一輝の死』と社会主義中国―」
16:30-17:00 コメント:石川禎浩 京都大学 人文科学研究所 教授
17:00-17:45 全体討論予約不要・聴講無料 共催:
京都大学人文科学研究所 複合的共同研究国際拠点
お問合せ:
holca@global.c.u-tokyo.ac.jp |