■ 学位 博士[文学](北海道大学) ■専門分野 日本近代史 ■研究テーマ 近代天皇制の文化史的研究
即位・大嘗祭・葬儀や賀茂祭・正月儀礼などの皇室儀礼、史蹟名勝・国宝などの文化財や博物館、これら天皇制にかかわる文化的諸要素を対象として、近世と近代の天皇制のあり方の違いを研究する。当面は、「古都の近代」を天皇制の政治文化論として考察する。奈良と京都が古都として形成される過程を、前近代からの連続と断絶に留意しつつ、日本美術史、御物や天皇陵などの皇室の財産、古寺巡礼・修学旅行・博覧会、社寺のあり様などを題材に、明治維新から1940年代まで通観する。