絵画修復への寄付

東日本大震災への対応

向井 佑介 准教授 – Associate Professor MUKAI, Yusuke

向井 佑介

■ 学位
修士[文学](京都大学)
■専門分野
考古学
■研究テーマ
歴史考古学的方法にもとづく中国文化研究

業績一覧(研究教育活動DB)

歴史考古学的方法にもとづく中国文化研究

中国歴代王朝が造営した都城や陵墓は、先秦時代の伝統をふまえつつ漢代に儒教的観念のもとで整備され、発展をとげた。また漢代に伝来した仏教は、中国の伝統的な文化・思想と融合して独自の仏教文化を創出した。これらは、唐代までに東アジア諸地域へと伝播し、各地における国家形成の過程で大きな役割を果たした。本研究は、大きく三つの柱からなる。第一は瓦をはじめとする建築材料の分析にもとづく都城造営の研究、第二は陵墓の造営と喪葬儀礼の研究、第三は仏教寺院の成立と伝播についての研究である。この三方面の研究を統合することにより、中国の伝統文化が形成され、東アジア各地に伝播していく過程を、多面的に解明することを目指す。