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北白川EFEOサロン2019-2020 日本における信仰と「知」のはざま~中世・近世・近代を中心に~(第7回:2020年11月27日開催)

2020年11月27日 18:00~19:30、北白川EFEOサロン2019-2020「日本における信仰と「知」のはざま ~中世・近世・近代を中心に~ 第7回」が開催されます。(要事前申込)

北白川EFEOサロン2019-2020『日本における信仰と「知」のはざま』 日時:
2020年11月27日金曜日午後六時より
場所:
フランス国立極東学院京都支部(EFEO Kyoto)
内容:
北白川EFEOサロン2019-2020『日本における信仰と「知」のはざまー中世・近世・近代を中心にー』
講演者:
宮崎ふみ子 (恵泉女学園大学 名誉教授)
題目:
京坂キリシタン事件の主要人物―入信の動機と宗教活動を中心に—
使用言語:日本語
概要:
文政10年(1827)大坂東町奉行所は、表向き稲荷明神を祀りながら密かに切支丹の「天帝」を信仰する女性祈祷師を逮捕した。奉行所は京坂地域での捜査と関係者数十名の尋問で、さらに4名の天帝信奉者を逮捕し、既に死亡していた彼らの師匠も特定した。また切支丹関連の禁書を所持する医師1名も摘発した。幕府は彼らを切支丹と認定し、引廻し・磔刑に処した。百数十年前に姿を消したはずの切支丹が国の中心部で発見されたこの事件は、人々に衝撃を与えた。
キリスト教に基づく先祖の信仰や儀礼を密かに継承する人々が九州の一部に存在したことは、現在よく知られている。しかしこの事件の被疑者たちの供述をみる限り、彼らがその影響を受けた可能性は低い。彼らはどのようにして切支丹を知り、どのような切支丹観念を抱き、なぜ入信したのだろうか。本報告はこの事件の概要を紹介したうえで、被疑者の入信の動機、切支丹認識、宗教的行為などを明らかにし、そこにみられる社会的立場、教育的背景、ジェンダーの差異によるバリエーションについて考察する。

要事前申込
研究者・学生優先

講師は、当日、所定時間に、フランス国立極東学院京都支部(EFEO Kyoto)にて講演を行いますが、コロナ対策のため、講演会場への参加人数は、上限10名とさせていただき、研究者・学生を優先して受け付けます。
講演内容はZoomにて同時配信いたします。Zoom配信は、どなたでも、100名までご視聴いただけます。
どちらに参加される場合でも、事前申し込みが必要です。お申し込みのメールには、必ず、

  • お名前
  • ご所属(大学名や所属機関など)
  • 「Zoom参加希望」か、「会場参加希望」か
  • 今後の案内をお送りするメーリングリストに「登録を希望する」「登録を希望しない」「すでに登録している」のいずれか

を明記の上、efeo.kyoto[アット]gmail.com までメールにてお申し込みください。
( ※[アット]を@に変えてください)

問い合わせ:
フランス国立極東学院京都支部
電話: 075-701-0882/ メール:efeo.kyoto[アット]gmail.com (※[アット]を@に変えてください)