2018年3月12日(月)10時30分~16時00分
一橋大学 一橋講堂中会議場(東京都千代田区一ツ橋2-1-2学術総合センター内)
10:30~10:45 | 開会挨拶 | 岡村 秀典(東アジア人文情報学研究センター長) |
10:45~12:00 | 講演「士の「家計簿」──曾国藩の著作より」 | 村上 衛(人文科学研究所准教授) |
12:00~13:10 | 休憩 | |
13:10~14:25 | 講演「蔣介石と『中国の命運』」 | 森川 裕貫(人文科学研究所助教) |
14:25~14:40 | 休憩 | |
14:40~15:55 | 講演「毛沢東 ──書家として、詩人として」 | 石川 禎浩(人文科学研究所教授) |
15:55~16:00 | 閉会挨拶 |
司会:矢木 毅(人文科学研究所教授)
※講演時間には質疑応答時間を含みます。
広い版図と多くの人口、そして多様な社会や民族を治めるため、古来中国の政治指導者には、複雑な課題に対処するマルチな能力が求められてきました。清朝、民国、人民共和国の三つの時代、激動の中にあって中国を大きく動かした三人の政治家――曾国藩、蔣介石、毛沢東――はそれぞれ湘軍、国民革命軍、人民解放軍を率い、時代を切り開いた近代史上の巨人ですが、彼らも軍事指揮にとどまらない多くの能力を求められていました。
今回のセミナーでは、人文科学研究所の現代中国研究センターに所属する三人の専門家が、曾国藩、蔣介石、毛沢東の著作をひもとき、それぞれの専門知識をもとに、かれらの素顔に迫ります。それぞれの著作・作品に込められた思いや社会からの反響、さらには著作を通してかいま見えてくる彼らの経済生活に至るまで、中国近代史の巨人たちの意外な才能や人となりをわかりやすく解説します。単なる政治家の枠では収まりきれないかれらの多面性を理解することは、現在の中国を多面的・重層的に見ることにもつながるはずです。
200名(申込順) *定員を超えた場合はお知らせします。
聴講ご希望の方は、「漢籍セミナー申込み」と明記し、氏名・連絡先(住所・電話番号・E-mailアドレス)等をご記入の上、下記宛先へハガキもしくはE-mailまたはFAXでお申し込み下さい。折り返しハガキにて参加の可否についてご連絡をさしあげます。(2月下旬から順次発送)
*参加申込書のサンプルはこちら(E-mailの場合ご記入の上、添付してお送り下さい)
京都大学人文科学研究所 附属東アジア人文情報学研究センター
〒606-8265 京都市左京区北白川東小倉町47
TEL 075-753-6997/FAX 075-753-6999
E-mail : kanseki-tokyozinbun.kyoto-u.ac.jp
申込期限:3月2日(金)17:00必着