共同研究の課題・責任者の公募:
 令和7(2025)年度 共同研究プロジェクト課題公募班(萌芽研究)募集要項

 *締め切りました。

令和7年度 京都大学人文科学研究所共同利用・共同研究拠点 共同研究プロジェクト課題公募班(萌芽研究)募集要項

1.趣旨説明

平成22年、私ども京都大学人文科学研究所では、関連研究者コミュニティの協力参加のもと、人文学および関連分野における共同利用・共同研究を推進する目的で、「人文学諸領域の複合的共同研究国際拠点」を設置いたしました。この拠点は、世界的視野から複数文化の生成、変動、相互交渉等を研究し、地球社会の調和ある共存に資する学術的知見を提供することを目指しています。

本拠点のこのような目的を実現するために、本研究所では、研究所以外の若手研究者を研究リーダーとする共同研究プロジェクト課題公募班(萌芽研究)を下記の要領で公募いたします。

2.公募研究課題

研究課題は、上記の趣旨および本研究所の所蔵資料や人的資源等の活用を考慮して選定してください。

3.応募資格

申請者は、45歳以下の若手研究者(1980年4月2日以降に生まれた者)で、国内外の大学その他の教育・研究機関の教員、研究職員、またはこれと同等の能力を有すると本研究所の長が認めた者とします。所属機関における勤務の形態は常勤・非常勤を問いません。日本国籍以外の方も応募できます。

4.共同研究プロジェクトの概要

① 「共同研究班」

本拠点ならびに人文科学研究所で現在実施中の「共同研究班」については、人文科学研究所のウェブサイトの各種情報をご覧ください。また本研究所の紀要『人文學報』、『東方學報』、『ZINBUN』には、すべての「共同研究班」の活動の概要を年1回掲載しています。

② 「共同研究班」の組織と班長・班員

申請者は、研究課題に応じて、申請者を班長(共同研究班代表者)とする「共同研究班」を組織していただき、それに参加する共同研究班員として適当な人数を選んでいただきます。班員は教育職・研究職にある方に限定されません。また、修士課程(ないし博士前期課程)の学生の場合、協力者としての参加を妨げるものではありませんが、旅費等の支給の対象にはなりません。

③ 所内からの参加

申請する「共同研究班」に1名以上、人文科学研究所の教員(所内の教授、准教授、助教の職にある者)を必ずメンバーに含めてください。そのうち1名が副班長として参加し、研究、運営面のお世話をいたします。

④ 「共同研究班」の開催

「共同研究班」は、研究課題について期間中に2回以上の研究会を、原則として本研究所において開催し、研究を遂行することが求められます。研究会を公開シンポジウムとして開催することも可能です。

5.「共同研究班」の研究期間

今回公募する共同研究プロジェクトの研究期間は、令和7年4月から令和8年3月の1年間です。期間延長は原則として認められません。

6.申請方法

① 申請手続き

所定の申請書(様式1)、研究計画書(様式2)および班員名簿(様式3)に必要事項を記入の上、電子メールへの添付によって提出してください(英語での申請書記入も可)。受け付けた旨の返信メールを送りますので、受け付けの確認をしてください。2日以内(休日除く)に返信がない場合は、下記連絡先へ電話によって問い合わせてください。

申請に際して、班長(共同研究班代表者)の委嘱を受けることが可能か、勤務先の就業規則等をご確認の上、所属機関(部局)長等の内諾を得ておいてください。採択後には、所属機関(部局)長等の承諾書(様式4)を提出していただきます。

申請書類:<様式1:申請書> <様式2:研究計画書> <様式3:班員名簿>
<様式4:承諾書>

② 申請期限

令和6(2024)年9月30日(月)(必着)

③ 提出先

E-mail : zbkyotenpj[AT]mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
件名を「課題公募班(萌芽研究)申請」とすること
(スパムメール防止のため、@マークは画像にしています)

7.審査と採択

本拠点に設置する所外・学外の有識者、各学界の代表を含む共同研究委員会および運営委員会において審査し、本研究所の教授会において若干数を採択いたします。

審査は、①拠点の設置目的との関係、②人文科学研究所との関係、③計画の実施可能性、④脱領域性・展開可能性、⑤社会との関わり、⑥多様性の確保 の6つの観点から評価します。

8.採否の通知

採否の結果については、令和6年12月末までに申請者に通知します。

9.経費について

1共同研究班あたりの経費として30万円までを予定しています。経費の使用については、共同研究会または研究発表集会の開催にともなう経費を想定しております。

研究計画を立てる際には、予算規模を考慮の上、以下の各点にご留意願います。

  • 班員数は、適正な運営が可能な範囲となるようご考慮ください。
  • 別の研究資金を獲得して、「共同研究班」の活動のために充当することを妨げません。
  • 共同研究会または研究発表集会は、原則として本拠点の共同利用施設(人文科学研究所本館および人文情報学創新センターのセミナー室、会議室、共同研究室等)で開催するものとします。
  • 謝金は、研究協力、翻訳、講演等にかかるものに使用できます。
  • いずれの費目に関しても、経費の支給は科研費プロジェクトに準ずる形で本学の規定に従って使用していただきます。
  • 「共同研究班」の必要上、国際的な共同研究を行う場合、継続的な研究上の協力関係にある海外の研究機関を訪問し、研究打ち合わせおよび調査を行うことができます。現地調査や学会参加のためだけの国外旅費は認められません。

10.研究成果の公開

研究成果(中間段階での成果も含む)については、本拠点の活動に関わるシンポジウム等での口頭発表や、本拠点の出版物および人文科学研究所のウェブサイト等での公開をお願いしています。

班長(共同研究班代表者)には、研究期間終了後に、最終報告書を提出いただきます。また、研究成果の公開ならびに共有を目的とした報告会(研究者会議)を、翌年度の4月中に開催します。原則としてすべての共同研究班にその場での報告をお願いします。

11.問い合わせ先

京都大学人文科学研究所 拠点・センター支援室
TEL : 075-753-6940 (9:00~17:00)
e-mail : zbkyotenpj[AT]mail2.adm.kyoto-u.ac.jp
(スパムメール防止のため、@マークは画像にしています)