班長:河村 賢
Coordinator: KAWAMURA, Ken
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科学社会学や科学人類学における実験室研究の登場以降、科学知識の研究において「実践」の解明が重要な目標の一つとなっている。ラトゥールやウールガーらが切り開いた実験室研究は、あるローカルな場所で行われる科学的活動の結果が、どのようにして真理や科学的知識といった場所や時代に拘束されないより普遍的なものへと変換されるのかを明らかにするという方向性を示したが、こうした研究は科学を対象とする人文社会科学の諸ディシプリンの垣根を超えて探究可能な方針を指し示している。実際、シェイピン&シャッファーの『リヴァイアサンと空気ポンプ』や、ダストン&ギャリソンの『客観性』は、科学研究における公開実験のあり方や科学アトラスにおける図像の用いられ方に照準することで、科学的知識の真理性や客観性への信頼がやはりある歴史的状況のなかから生まれてくることを論じた。本プロジェクトはこうした方向性を承け、科学者が自分の持っている知識や証拠を他者にも理解可能なものとして提示する際に依拠する様々なメディアの用いられ方を、学際的な視座から分析する。
@英語版準備中@
研究期間:2022年4月~2023年3月
氏名 | 所属 |
河村 賢 | 班長:大阪大学 社会技術共創研究センター |
2022年02月25日 更新
氏名 | 所属 |
岡澤 康浩 | 副班長 |
瀬戸口 明久 |
2022年02月25日 更新