「見えるもの」や「見えないもの」に関わる東アジアの文物や芸術についての学際的な研究(2021年度)

班長 外村 中

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東アジアの文物や芸術を解釈する上での共通の基盤の形成をめざすために、その前提として、あるいは「見えるもの」なのかもしれないが、普通であればまずは「見えない(と思われる)もの」にまつわる理論や事象について、従来の分野の枠組をこえて国際的にかつ学際的に探求することが、本研究の主な目的である。中でも仏身や道をめぐる議論は特に有効な指針を与えるものであるから、重点的にとりあげる。そして、様々な分野の研究者が一堂に会し、外来あるいは固有を問わず東アジアにおける多種多様な理論や思想から読み取られる共通点や相違点などを確認しながら、理論と作品との間に認められる矛盾点にも注意を払いつつ、上記の探求と関連する具体的な事例(特定の芸術作品など)を選定し、その文化史上における位置づけをおこない、実地に即した解釈のモデルをしめす。対象とする作品は、考古遺物から彫刻絵画、建築庭園、芸能音楽などにまで及ぶ予定である。

研究期間:2019年4月~2022年3月

班員(学外)

氏名 所属
外村   中 [班長]      ヴュルツブルク大学 漢学系
横手   裕           東京大学大学院 人文社会系研究科
増記   隆介          東京大学大学院 人文社会系研究科
塚本   明日香         岐阜大学 地域協学センター
マリア・カルロッタ・アヴァンツィ 秋田県立大学 システム科学技術学部
大平   理紗          京都府立大学大学院 文学研究科
大西   磨希子         佛教大学 仏教学部
森下   章司          大手前大学 総合文化学部
中西   俊英          京都女子大学 文学部
中安   真理          同志社大学 文化情報学部
ヒラリー・ピーダセン       同志社大学 文学部
高橋   早紀子         愛知学院大学 文学部
ベッティーナ・ゲーシュ      関西大学
重田   みち          京都芸術大学
魏    藝           龍谷大学大学院 文学研究科
田中   健一          文化庁 文化財第一課
清水   健           東京国立博物館
大原   嘉豊          京都国立博物館 保存修理指導室
マリサ・リンネ          京都国立博物館学芸部 調査・国際連携室
折山   桂子          九州国立博物館
齋藤   龍一          大阪市立美術館
パトリシア・フィスター      国際日本文化研究センター 名誉教授
シビル・ギルモンド        ヴュルツブルク大学 漢学系
リサ・コチンスキー        南カリフォルニア大学
黄    盼           中国社会科学院 考古研究所
マリア・トドロワ・ペトコワ    京都アメリカ大学 コンソーシアム
瀧    朝子          大和文華館 学芸部
西谷   功           泉涌寺宝物館 心照殿

 

班員(学内)

氏名 所属
内記 理 文学研究科附属文化遺産学・人文知連携センター

 

班員(所内)

氏名 所属
稲本 泰生  副班長
岡村 秀典 
船山 徹  
安岡 孝一 
古勝 隆一 
倉本 尚徳 
向井 佑介 
髙井 たかね
福谷 彬