ポスト・パンデミック世界の新しい社会・環境理論に向けて(2021年度)

班長 香西 豊子

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研究目的COVID-19は、世界中の国々の政治や経済のみならず、人々の社会観や自然観に根源的な動揺を与えた。人間社会の差別や経済状況に即して被害が甚大となる構造に加え、乱開発がもたらすウイルスと人間の頻繁な接触に警鐘が鳴らされている。だが、感染症の歴史は蓄積が膨大であるにもかかわらず、人文科学の研究者は新しい社会観や自然観や未来構想を発信できていない。本プロジェクトでは、感染症の歴史の文献、特に百年前のスペイン風邪の一次史料を、今回並びに次回の危機の際利用しやすいように整理、蓄積する。それと同時に、パンデミックに関するオンライン連続講演を発信する。これによって、さまざまな価値が動揺する時代に対応した、社会観や自然観の再構築にむけた人文学知を形成することを目的としている。

研究期間:2021年4月~2024年3月

班員(学外)

氏名 所属
香西 豊子 [班長] 佛教大学 歴史学部
東  昇 京都府立大学 文学部
池田 さなえ 大手前大学 総合文化学部
リュウシュ・マルクス 龍谷大学 世界仏教文化研究センター
新井 卓 写真家

 

班員(学内)

氏名 所属
粂田 昌宏 生命科学研究科

 

班員(所内)

氏名 所属
小関  隆
岡田  暁生
藤原  辰史 副班長
石井  美保
直野  章子
瀬戸口 明久
小堀  聡
Till Knaudt